PGN MIL-LOG

SEMAPOのAOR1。


今回はALLWINのAOR1と較べてみようと思います。

SEMAPOは実物生地を使用しているとのことですので、数あるレプリカの中でも色に関しては一応これがリファレンスになるのかな、と。
あとは、入手性の面でやや難があるかもしれませんがToysoldierも実物生地使用で、形状や縫製にも定評があります。

ところで、AOR1のコンバットスーツといってもBlock1とかBlock2があって、胴体部の生地の織りが違ったり、袖部の迷彩柄の色合いが微妙に異なったりもするようです。

だとしても、SEMAPOやトイソルが使っている生地がどういった物なのかまでは分かりません(°_°)

まずは全体のシルエットですが、SEMAPOの方がALLWINよりもかなり着丈が長いです。
これはSEMAPOの特徴とも言えるかもしれません。AOR2もMCも長いです。
ちなみにCRYE社のWEBページで写真を見てもここまで長くはありません。むしろALLWINと同程度の長さに見えます。
袖丈はほぼ同じくらいです。SEMAPOはMサイズ、ALLWINはSサイズなんですが…


リップストップ生地（Ny/Co）の迷彩柄は、やや白っぽいSEMAPOに対して、ALLWINは赤っぽい感じがします。生地の質感はSEMAPOは実物生地とのことですがALLWINもよく頑張っている感じです。
ALLWINが赤っぽく見えるのは、矢印で示した部分の柄の色味の違いが主な原因と思います。
ベースの色もALLWINのほうが僅かに赤っぽいといえばそうなのですが、ベース色はここまでの差はないと感じます。


胴体部の生地の色は、ほとんど白に近い肌色のSEMAPOに対して、ALLWINはタン色です。
生地の素材は、SEMAPOのは91%nylon、9%lyclaです。同社のAOR2もMCも同じ仕様です。
ちなみに、ホンモノの胴体部生地の素材はBlock1もBlock2も100%polyesterです。
ALLWINは素材の表記はありませんが、見た感じではSEMAPOと同じくナイロン混紡だと思われます。


首元のファスナー。
SEMAPOはYKK製、ALLWINは無印です。
ALLWINは無印と言ってもYKKと同じ形で、同等のスムーズな開閉ができます。


肩部のパッチスペースの形状。
SEMAPOに対してALLWINは少し縦長。


NCの特徴である、正方形の面ファスナーと2つのボタンで閉じる仕様は両方共同じです。


エルボーパッドの収納部。これもNCの特徴で、エルボーパッドが露出しない仕様になっています。


タグ。
SEMAPOはCRYE社のタグに似せて作られていますが、ALLWINにはそんな気は全く無いようです。


タグはシャツとパンツで同じものが使われています。サイズ表記の小さな耳だけが異なり、シャツには「M」と書かれた耳がついています。



シャツだけで随分長くなってしまったので、パンツについては明日か明後日にでも改めてということにします。

まとめ

後発でしかも割高なSEMAPOのレプリカがよく出来ているのは確かにそうだと思いますが、値段差を考えるとALLWINも十分よく出来ていると思います。よく出来ているのに、胴部の色をなんでタンにしたのかという点が残念です。

今回は比較の部分に焦点を当てて書きましたが、SEMAPO AOR1の製品自体の紹介はAIRSOFT INTERNATIONALのこの記事に詳しく載っていますので参考にしてください。